グールドが最初に吹き込んだムード音楽のレコードは、ニグロ・スピリチュアル






陽が落ちかけて、赤い光が差し込む頃、
部分的に目に見える所は、薄暗い闇になり、
もの悲しい気分でいっぱいになる感じ・・・
経験されたことありますか?(笑)

私は19歳頃に体験にした、そんな情景が
一番強く心に残っています。
親族の都合で、私が横浜の祖母の家にひとり住み込み、
祖母の介護をしていた年のお正月。
両親、兄弟、飼っていたペットも皆で泊まり、
楽しいお正月を過ごした後、
1月3日の夕刻に皆が車で帰る頃でした。

ペットはともかく、皆はこれから仕事、または学校。
いろいろな用事がありますが、私はというと・・・
毎日「早く死にたい!」とばかり、愚痴ばかり言う
祖母とともに、将来の見えない日々の繰り返し。

夕方になり、祖母の家から皆が帰る頃、
車の窓から「じゃあね」と声をかけられ、
お互いに手を振り、皆を乗せた車は
赤い夕闇が当たっている中を走って行きました。

ひとり、その場にポツンと残され・・・
家の中に入ると、祖母がこう私に言いました。
「可哀想にねぇ。お前も一緒に帰りたかっただろうに。」

私は一体、誰のために、ここに居るのか?
もう泣きそうになりました(苦笑)

そして思わず、私はまた車のあった場所に行ってしまいました。
まだうっすら、夕陽があったものの、すぐにそれも消えて
暗闇になってしまいました・・・あぁ。

先の見えない、将来の不安。
太陽の光が赤くなって消えて行く時間と、闇になる風景。
これは実際に体験してみないと、わからない気持ち
かも知れません・・・・ もう絶望的な気分でした。

ところで、そのモートン・グールドが初めて吹き込んだ
ムード・ミュージックのレコード・アルバムは、
夕闇にせまる、黒人奴隷達の悲痛な心情を表現した
ニグロ・スピリチュアルなのです・・・

あまりにも苦しい現実に、自由と幸福を求めて
安らかな死後を願う気持ち・・・ つまり
もう死んでしまいたい程に、悲痛な思いのムードを
表現している訳ですが、それは唄での話。
例え自殺しても肉体が滅びるだけで、そうした場合は
幽界でより苦しむこととなり、死んでも
それは叶わないことを私は補足しておきます(笑)

実際には、エンジェルやら身の回りにいるスピリチュアル達が
いろいろ声をかけていても、そういう悲しい心境の時は
心も閉ざされて全部拒否している(聴こえない)ものです。
当時の私もそうでした・・・
まぁ、それはともかく、黒人奴隷が夕闇の中、
もう帰れない故郷、会う事もできない家族を懐かしく
思い出して泣いているような、
そんな情景の悲しいムードなのです・・・

その貴重なアルバムを復刻させていただいたのが
以下のCDです・・・
(試聴の音質は、製品と同じではありません)

タイトル:『ストリングスの夕べ』(EW-149)

収録曲名
1:サマータイム
2:ディープ・リヴァー
3:揺れるよ幌馬車
4:時には母のない子のように
5:峠の我が家
6:マイ・リトル・スター
7:私の彼氏
8:孤独

演奏:モートン・グールドと彼のストリングス楽団
(曲間含む合計:25分42秒)

以下のサイトで、お求めになれます。

http://vintage-mood.net/?pid=5581962

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