遠い昭和30年代?の京都の音声をアメリカから取り寄せた話

少し前の話ですが、映画の資料を探して、
ネット通販の古本屋でリストを見ていました。
古いものですから、なかなか見つけられずに
いたのですが、ある日、アメリカの古本屋で発見・・・
でも、この手のものは案外
高い値段(プレミア価格)が付いているんですよね(苦笑)

しばらく考えた後、まぁ買ってみることにしましたが、
一冊では何か申し訳なくて、
他についで買いさせてもらおうとリストを見ていたら、
「JAPAN : SOUNDS? & FOLK SONGS」という
ソノシート2枚付きの冊子を見つけました。
厳密にはレコードとしての扱いなんでしょうけれども、
「古本」としての扱いなんですね(笑)

そこに書かれた商品説明では、何だか
よく分りませんでしたが、一体どんな内容なのかと思って、
パンフと一緒に購入してみました。
それが、この写真のものです・・・

アメリカで作られた「日本を紹介する冊子」なのかと思ったら、
外国人観光客向けに日本で作られたもののようで、
連絡先の住所に京都の住所と(ジョー・岡田さんの)
御名前がありました。私は逆輸入をした訳ですね(苦笑)

冊子の主な表記は英語で、少し日本語もあり
「私達ガイド(通訳案内業)として外国よりの観光客に
接している間に集めたアイデアを本にしたものです。(云々)」
と説明が載っています。
写真もいろいろ使われていて、おそらく昭和30年代であると
推測しますけれども、当時に生まれていない私には、
かえって面白く楽しめました(笑)

ソノシートの1枚は「Folk Song」、つまり「日本民謡集」です。
「さくら、さくら」や「佐渡おけさ」などの曲が
入っていました。そして2枚目に「日本の音」として、
英語の簡単な説明とともに色んな音声が入っていました。
私がちょっと混乱したのは、「ノー・プレイ」と
説明している所。「ノー」を「No」として解釈したためで、
実際には能面を付けて演ずる能楽の「能」だったんですね(苦笑)

効果音として収録されている中の
「焼き栗」「豆腐」「夜鳴きそば」売りの音、
それから「くづ屋」の音等は、世代的に私は未経験、
物珍しく思った面白い音の部類です。
「焼き芋」は、子供の頃ありましたが(苦笑)

ラストに電話の「もしもし」は「ハロー」の事です
という説明があり、そこで「もしもし、あのね・・・」が
何故か「メリーさんの羊」の曲に合わせて
歌われる部分が、私には理解出来ませんでした。
昔の京都では、そういうものの言い方があったのでしょうか?(笑)

それと、写真で理解出来なかったのは、
6歳の男の子が、お湯を入れた洗濯機に入っている場面・・・
現在の洗濯機は1層式ですが、2層式になる前の時代の
1層式(横に服を絞るための手回しローラーが付いているタイプ)
の洗濯機に入っているのです!お風呂でなくて(苦笑)
当時の子供達は、洗濯機に入って
体を洗っていたのでしょうか??? 私には、
もの凄く不思議でした(笑)

特に興味深い音と写真は、禅の部分です。
禅といっても、音声ではお経が流れているので
「お葬式」と説明されれば、そう思ってしまいますが・・・
収録は、大徳寺内の大仙寺と日本語で書かれていました。
「柴野大徳寺」は、大燈国師が1319年に
創立した禅寺とのことで、千利休のお墓もあるそうです。

今回は、そんなソノシート付き冊子を
御紹介してみました(笑)
当時の日本の音も、時間が経って
身近でないものには、ミステリアスに聴こえるものがあります。

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