ブラック企業の経験をプラスにするために思う、考え方のひとつ。朝日新聞の記事に対して。

ブラック企業・・・ と言うけれど、
それは単なる法律的な問題だけでなく、
人としての問題も含んで考えなければと私は思っています。

と、いうのも「違法でなければ、何をやってもいい」
「バレなければ問題無い」という考え方をする
企業や役人、つまり大人達が、
至る所に見える世の中だからです。

2018年4月7日の朝日新聞朝刊「ひもとく」
“働き方を考えよう”を読みました。
この手の記事を見る度に、
自分の過去を思い出しては、色々考えますけれども、
実際に酷い目に遭ったことのある人でなければ、
(自殺や精神疾患に至ったような人の)
実感は、なかなか得られない気もします。

例えば、私は高校生の時に、
老人介護のニュースを観て「大変だなぁ・・・」
と思いました。が、その後3年も経たずに、
(そこまで大事でなくても)祖母の介護を
自ら体験することになり、
これはもう想像を絶する思いでした。

それと同じように、ブラック企業の存在を
知識として認識されている人よりも、
実際に自らブラック企業で苦しむ体験
(つまり同じような思い)をされた人の方が、
いくらかでも当事者を身近に理解できるものと感じます。

ブラック・バイトも、ブラック正社員も、
実際に複数回体験して、本当に
過去には酷い目に遭ったことのある私としては、
ブラック企業に在籍してしまったならば、
それはもう(誰に何を言われようが)
辞めることが一番の対処だと言えます。
なぜなら、そういう組織の人物の考えを変えるのは、
ほとんど無理だからです。
人間をモノ扱いする組織には、さっさと見切りを
つける方が賢明です。

問題なのは、組織がブラック企業であることに
気づかず、自分を責めてしまいながら
働いている人です。私にも、
そういう時期がありました。

学生時のバイトでも、正社員で入社した時でも、
会社側が労働者(自分)に責任を押し付け、
「お前が悪い」等と責め立て、
長時間労働をさせられる経験をしましたが、
社会的な経験のない若い人は、
自分の親ほどの年齢の大人達が(自分に向けて)
言っていることが「間違っているかどうか」
判断するなんて、なかなか出来ません。

ぴったりな言葉が見つかりませんが、
ある種の「洗脳」のような感じにさせられて
しまうのだと思います。

今では便利なネットもありますので、
相談先を探そうと思えば、いくらでも出て来る
かも知れませんが、
そこが本当に信用・信頼できる相手なのかは、
またそれも安易には判断出来ないという、
難しいものがあります・・・ 

弁護士、医者、一級建築士などであっても、
その「肩書き」と「人格」は別ものです。
本当に相談相手のことを考えてくれて
語っているのなら良いのですが、
先方の動機が単なる「金儲けの種」として見て
いるのかも知れず、他人に相談する場合は
それをよく判断する必要があります。

人の中身は「肩書き」を含む「見た目」だけで、
判断できないのですから(苦笑)

上記新聞では「勇気ある抵抗は、社会の財産」と
タイトルがありますけれど、
抵抗せずに逃げる・・・とか、
自分に負担の無いように主張だけする、とか、
そういう方法で、自身のエネルギーや時間を
自分のために使う方法を私は
経験者として提案します。

この新聞記事に、労働組合も相談先にとありますが、
それが無い小さな会社は、どうするのでしょう。
例え労働組合を作ろうとして、それが会社に知られれば
どういう処遇にさらされるのか、知らない人には
理解できないでしょうね。

職安や、労政事務所等にも当時の私は
相談したことがありますけれど、
ただ単に「会社と話し合え」と言われるだけでした。
そこで、お金払って弁護士に相談して、
何の得があるでしょうか。
そこまでして、そんな組織に
しがみつく価値があるでしょうか。

学校が卒業後の追跡調査などで、
卒業生から通報された悪質な組織は、
役所などが発表することで、自滅に向わせる方法も
あるのではと考えます。

新卒にかかわらず、中途の就活でも
酷い対応をされた経験を私はいくつもしています。ですから
そういう面での「人の痛み」は凄くよく解ります(笑)
しょっちゅう求人広告を出しているような所は
何かあると考えて良いでしょう。
また、業務内容や待遇などの内容を
きちんと提示していない(つまり非公開求人)なども
気をつけた方が良いと思います。ちなみに、私が
最初に正社員として入社したブラック企業を
検索したら、ある求人サイトに「非公開求人」として
掲載がありました。

ブラック企業や、ブラック・バイトなんて、
紹介されている著書で知られるよりも
相当前から蔓延しています。
新聞記事を読んだ結論として、
実際には、ブラック企業そのものや、
働く個人による適用の差がありますから
「1つの方向」だけでは
何とも言えないのではと考えます。

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