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『ムード・ミュージックの楽しみ』〜心の仮想空間〜 |
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かつて日曜日の終わりを知らせていた、昔の 『日曜洋画劇場』のエンディング・テーマ・・・ 複数の意味で、多くの人々へ切ない印象を与えていた、 今は懐かしい音楽です。 現在のように、人々の生活が多様化する世の中になる前の、 「昭和」という一時代を代表する 「日曜日の終わりのムード」といったところでしょうか。 テレビの音声もモノラルで、 家族みんなで観るお茶の間にありましたね。
映画を観終わって感動し、淀川氏が3回のサヨナラで 解説を締めくくると、番組のエンディング・テーマが、 テレビの狭い音域のスピーカーから流れ出ます・・・ 多くの人々は日曜日の終わりを感じ、 「あぁ明日は月曜日だ!」と思うひととき・・・ 学校や、会社へ行く生活の「一週間の始まり」が 頭をよぎる瞬間です。 みんな思いは共通していたのでしょうか。 その一時代のムードを鮮明によみがえらせてくれる エンディング・テーマは、みなさんの古き良き思い出の 「ひとコマ」となって、まるで映画のワンシーンのように、 いつまでも心に残っていることと思います。
日曜洋画劇場で淀川さんの解説の後に 流れていたものと同じ、 針音まじりの「ソー・イン・ラヴ」のレコードの音が、 昭和の懐かしいモノラル・テレビの思い出とともに 当時の空気(ムード)を運んでくれます。
そんな音場をあなた様の脳裏に再現、そして満喫できる 音源は『レコードのムード』(APCD-7001) の中にあります! この音楽CD 『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編 (APCD-7001) というタイトルは、日曜洋画劇場の旧エンディング・テーマを 求められた、多くの方達の要望によって、 2003年より登場しているシリーズの最新作です。
そして、日曜洋画劇場の旧エンディング・テーマとして使われた モートン・グールド楽団演ずる「ソー・イン・ラヴ」を 日本で初めて復刻、流通させたCDでもあります。 山下達郎さんのラジオ番組で、2回も ムード・ミュージックの大家として取り上げていただきまして、 情熱を込めて制作いたしました本格的アルバムであります! 『CDジャーナル』誌にてもイチ押しを頂きました。
ぜひ、あなた様に、お楽しみいただきたいCDアルバムです・・・ |
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新しく作らせていただきましたこちらも、 よろしくお願いします! テレビ朝日系「日曜洋画劇場」にて 昔使われていたエンディング・テーマを ステレオで収録してみました。 流通業者へはお出ししていないため、 CDショップでは販売しておりません。 当方ショップ・ページで入手出来ます。 |
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テレビ朝日系 『日曜洋画劇場』に 使われていた、 元エンディング・テーマ モートン・グールドの 「ソー・イン・ラヴ」 について。 |
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2010年1月以降に 「特別追記」などの 更新をしました。 |
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テレビ朝日系列『日曜洋画劇場』の旧エンディング・テーマとして 使われていた「So in Love」モートン・グールド楽団を収録させて いただいたコンピレーション音楽CD『レコードのムード』は、 2003年5月より発売させていただき、その後の 『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編 (EH-5001) も、 おかげさまで多くの方々に御購入いただいておりまして、 心から御礼申し上げます m(_ _)m 喜んで下さった皆様から多数のメールをいただき、 作らせてもらって本当に良かったと、私も嬉しく思っています(笑) またこれからも、当ホームページならびに復刻CDに対して 応援をよろしくお願い申し上げます!
この『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編について 説明させていただいている別のページも 御覧になって下さい。 |
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お知らせ
「国立国会図書館が収集整理した出版物について、 標準的な書誌情報を編集し、広く国の内外に速報するもの」 として、国立国会図書館で発行される
『日本全国書誌』 2010-13 No.2771より 音楽録音・映像資料の部(左側に「音楽録音の部」があります。リストは五十音順で、「れ」の部分) http://www.ndl.go.jp/jp/publication/jnbwl/jnb_201013.html にて、 モートン・グールド楽団の「ソー・イン・ラヴ」を収録した(2009年7月30日発売) 『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編(EH-5001) が国会図書館へ納められていることを確認していただくことができます。
このCDジャケットに掲載させていただいた、制作に援助して下さった方々の 御名前は、当CDとともに国会図書館の倉庫にて、半永久的に保存されます。 そして私にとりましても生涯、深い感謝を持ち続けさせていただくものとなりました。 当CDはレコード会社が保有しない音源も含めた、世界的にも価値ある音楽資料として、 必ず後の時代にも、評価されることを私は確信いたしております。 |
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特別追記: このサイトへ来て下さった方のために、 モートン・グールド楽団演ずる「So in Love」を当方が 扱った経緯を年代順に整理してみました。 1999年5月に発売させていただいた冊子にも、モートン・グールド楽団の 「So in Love」のレコード情報をジャケット写真とともに 掲載させてもらっておりました・・・御購入下さった方々に御礼申し上げます。
1996年10月: 世界的なサウンドトラック・ディーラーKeith McNally 氏と協力した、世界中のマニアへ向けたホームページとして開設。
1997年1月: 事情でタイトルを変更し、日本国内向けのホームページとして内容一新。 この頃から、当ホームページへ、テレビ朝日系列『日曜洋画劇場』のエンディングについての 問い合わせが頻繁に来るようになりました。しかし、そのほとんどが「匿名」で無礼な文面のメールだったのです。 すぐに返信しないと「教えたくないならホームページなど閉じろ!」といった誹謗中傷メールも、 しばしば来るようになったため、私としては残念ながら「嫌気」がさしていました。
1998年(掲載月不詳): テレビ朝日系列『日曜洋画劇場』のエンディングについて多数の、 しかも無礼な問い合わせメールに「うんざり」した私は、 ホームページ上へ情報を掲載することを考えるものの、直接的な情報掲載は、 思わぬ弊害(一部理由は以下本文に記載しています)を招くと考え、私自身が お気に入り曲を集めた「カセットテープ」の収録内容リスト(曲目、アーティスト)を載せ、 その中に「ソー・イン・ラヴ」モートン・グールド楽団を入れて、簡単な解説を記載したのです。 テレビ朝日系列『日曜洋画劇場』のエンディングに使われた演奏であることも記載したため、 それで私への問い合わせメールは減るものと考えたのでした・・・ が、この私の解説文は、あちらこちらの掲示板等に引用(ほとんどは「無断掲載」)され、 私自身がそのレコードを持っているということで、今度はダビング依頼のメールに悩まされることになったのです。 無礼なメールは論外ですが、切実な内容のメールには心を動かされ、私としても何とかして 差し上げたいと思うものの、ソニー・ミュージックさんは復刻を出す気もない様子。 中古レコードを探し出し、その方へ御提供させていただくしか、私には出来なかったのですが、 コレクターでない、輸入中古レコードの(当時)相場を御存じない方には、 まるで「ぼったくり」と思われても仕方の無い値段なため、あまり感謝もされなかった様子。 コレクターでない方には、傷だらけの中古レコードが数千円以上もするとは思わないのも、仕方ないですが・・・
2003年2月: 誰かがネット上で発表してしまったLP『CurtainTime』は、みんなが探して買われてしまったのか、 あるいは転売屋によって買い占められたのか、市場には全然見かけなくなっていました。 しかし、ダビング依頼や、それが駄目なら何とかレコードを入手したいという問い合わせは続き、 もし復刻盤を出したなら、多くの皆様へお答えできると私は考えるようになっていました。 ソニー・ミュージックさんへ問い合わせをさせていただいたのは、 この前後であったと記憶(3代も前のパソコンなので)しています。 もちろん、何も返信はいただいておりません。
2003年5月: テレビで流されていた『日曜洋画劇場』の初代エンディングには、 レコードのノイズも入っていたため、同じようにレコードからの録音でもよければと考え、 私自身で復刻盤を作らせていただくことにしました。 でも売れるのかどうか、私にも全く見当がつきませんでしたし、プレスしたCDは お金がかかるためにCD−Rで作りました。 手持ちのLP『CurtainTime』より、モートン・グールド楽団の「ソー・イン・ラヴ」を 最後に収録させていただいた、そのアルバム・タイトルは『レコードのムード』(EH-100) です。 24曲入りで税込1890円。書類上の発売日は、2003年5月10日でした。 当時、このホームページは「ソネット」さんで開設をさせていただいていたため、 規約上そこで販売することが出来ず、ネット・オークションなどへ出品という形で 御売りさせていただいておりました。 (現在は「特定商取引法」のために、当ホームページから「ショップ・ページ」へと分けて 販売させていただいている次第です) 『レコードのムード』(EH-100) は、思いのほか好評でしたが、「ソー・イン・ラヴ」以外に、 モートン・グールド楽団の他の演奏を入れたものを「安価で欲しい」という要望が寄せられていたのです。
2003年8月: その御要望に答えて作らせてもらったのが『モートン・グールド・レコード・コンサート』(Vol.1) です。 8曲入りで980円(最初の値段)ですが、5ミリケースでジャケットも表印刷のみ。 解説等は何もつけませんでした。書類上の発売日は、8月31日です。 最終の8曲目に「ソー・イン・ラヴ」を収録させていただいていますが、 既に発売させてもらっている『レコードのムード』(EH-100) と差別化をしたため、 この音源は「レコード・コンサート」という名の企画として、 幾分かのエコーを加えての収録とさせていただきました。
この後、当方の復刻CDに喜んで下さる方達がいらっしゃる反面、 よく思われない人達からの反感も買ったり、「CD−Rだ、違法コピーだ!」と あちらこちらへと通報されたり、掲示板等で叩かれたりもして、決っして良い事ばかりでは ありませんでしたけれども、作らせていただいて本当に良かったと思っております。 時々、私の「復刻CDを購入した方から聞いた」という、ネットをされない方々から 電話をいただくこともあり、今ではCD−R対応の音楽プレーヤーも多くありますが、 ネットをされていない、パソコンをお持ちでない方へも提供させていただくために、 プレスしたCDを作る事を考え始めました。でも何枚売れば元が取れるのか、不安は尽きません・・・
2004年1月: とりあえず、盤だけプレスしたものを作らせていただこうと企画しましたのが 『レコードのムード』(EH-5000) です。 ジャケットの絵柄としたユーゴー・ウインターハルター楽団の「ディープ・パープル」の一曲目と、 最終曲にモートン・グールド楽団「ソー・イン・ラヴ」のカップリングをそのままに、 既に当方で復刻させていただいた曲や、新たに曲を収録させていただいて全25曲、 2835円で発売させていただきました。書類上の発売日は、2月19日です。 盤だけプレスしてもらったのですが、これは新規の工場でもあったようで、 もの凄い数の不良がでて大変でした(苦笑) ジャケット類は、インクジェット印刷のもので自分で組み立てていました。 少し売れたお金でまずは「裏ジャケット」を、 そしてもう少し売れて「表ジャケット」をオフセット印刷して作っています。 (もしジャケットがインクジェット印刷のEH-5000 をお持ちの方がいましたら、 まだ少しジャケット類が残ってますのでお申し出いただければ差し上げます) 約20ページ(最初の頃はもう少しありました)の解説書は、 結局最後までインクジェット印刷に1部ずつ手作りの冊子で、1枚1枚に愛情を込めて 作ったタイトルでもありました(苦笑) 前作「EH-100」の時の「ソー・イン・ラヴ」は、LP『CurtainTime』(グリーン・ラベル)より 収録しましたが、この「EH-5000」はモノラル・テレビで聴こえる音声に近いような、 音域の狭いEP盤の音源を用いてみました。 ジャケットがオフセット印刷のもので揃った時、いくつかの会社やお店へ、置いていただけないかと お願いをして回りましたが、実際に置いて下さったお店も少なく、 キャラメル包装でないことや、バーコードが無い等の理由で、CDショップへ卸す流通業者さんへも お願いすることができませんでした。
2006年10月: ソニー・ミュージック・ダイレクトさんが、 パーシー・フェイス楽団のLPから、紙ジャケット復刻を作られるとのことで、 そのジャケットの元とするために、当方ショップ・ページにてオリジナルLP盤を 御購入いただいております。その時既に当方で作らせていただいていた 『パーシー・フェイス・レコード・コンサート』に収録の曲目などを 念入りに御覧になっていました(アクセス・ログより)。 ここに収録の音源は、アメリカのCBSコロムビアさんのものではありません。 もちろん、『レコードのムード』も御覧になられております。
2009年7月: とうとう「EH-5000」の盤の在庫が無くなり、 これを作らせていただいた時に果たせなかった「CDショップさんへの流通の道」を 今度こそ果たそうと3度目の正直・・・ ではなくて、 EH-100 の「幼虫」、EH-5000 の「さなぎ」、そしてEH-5001 の「成虫」となって、 やっと用件を満たす基準の「EH-5001」シネラマ映画「世界の七不思議」編 が登場したのです! EH-100 とEH-5000 から受け継いだ「ディープ・パープルとソー・イン・ラヴ」の カップリングはそのままに、ほとんどの曲を入れ替え、同一曲も別の媒体から取り直ししました。 「EH-5001」に収録させていただいた「ソー・イン・ラヴ」は、 『CurtainTime』の貴重な初版音源を用いました。 他人名義の著作物のいくつかに、私は資料提供等をするもののクレジットとして 名前を載せていただけず、それが本当に良いものなのに、自分の名前が載せてもらえなかった 残念な体験をしております。だから逆に、 もし「一生の宝物となるような、大好きな著作物の中に自分の名前(クレジット)があったなら」という 想像の喜びを働かせて、お一人様「EH-5001」1枚につき20円の御寄付と、 出来上がった3枚を特別価格で購入していただける条件で、 「モートン・グールドの例の曲が入ったCDジャケットの一部に御名前掲載(クレジット)することを希望する方」 をメールマガジンでのみ募集しました。 応募に応じて下さった皆様、そして制作中に励ましのメール等をいただいた、 本当に多くの皆様のおかげで完成し、7月30日(書類上の)発売をさせていただきました。
2009年8月: 流通業者さんにCDを委託するには「高い費用」がいるため、 まずは好印象のCDショップさまへ直接にお願いして回りました。 しばしば当方のホームページへ「モートン・グールド、ソー・イン・ラヴ」等のキーワードで 検索サイトから来て下さっていた「タワーレコード」さんへお願いし、 見本を送ってくれれば検討いただけるとのことでお送りさせてもらったり、 ヤマハさんの雑誌『パイパーズ』2000年12月号にて、当方ホームページを 高評価で御紹介下さったことから、ヤマハ銀座店さんへもお願いをさせていただきました。 でも、個別に取り扱ってくださる返事は一件もいただけずに「玉砕」・・・ 辛酸をなめました。 (9月に山野楽器さまに1枚だけ扱ってもらいました)
2009年9月: 10月20日発売の『CDジャーナル11月号』(音楽出版社さん発行)にて、 「EH-5001」を掲載して下さる連絡をいただきます。 そして20日には、山下達郎さんのラジオ番組『サンデー・ソングブック』 (東京FM、毎週日曜日、午後2時から放送)にて、 日曜洋画劇場元エンディング曲の入ったCDの入手先として、当ホームページ『ムード・ミュージックの楽しみ』を 紹介していただいたことで、良くも悪くも多くの反響をいただきました。 また、CDショップさんへ流通させるための流通業者さんに、代理店を通して登録をさせていただきました。
2009年10月: 音楽出版社さん発行の『CDジャーナル11月号』にて、 『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編 (EH-5001) を掲載していただきました。 しかも、「イチ押しCD」として ★(星印)をいただいたのです! どうもありがとうございました m(_ _)m 星の付いている確率は、現物を御覧いただくとおわかりになりますが、本当に少ないです。 残念なことに、お願いした流通業者さんは、どうも「EH-5001」の曲目情報を正確に 出してくれなかったらしく、ネット上には英文曲名で11曲までしか掲載されないという状況で、 これらはなかなか修正されず、データベースを作られているオリコン・リサーチ株式会社さんから、 正確な曲データを送って欲しいと連絡をいただいたりという感じでした。 後に「Yahoo!ミュージック」さんのデータベース等にも登録して下さいました。
2009年12月: 年末までに「EH-5001」を仕入れて下さった企業さまです。 (株)ウイント東京商品センター様 (株)ネオ・ウイングECセンター様 (株)星光堂 中央物流1課様 (株)星光堂 東京物流1課様 HMVインターネット フルフィルメントセンター様 HMV横浜VIVRE様 イケヤ文学館 磐田東店様 タワーレコード横浜モアーズ店様 タワーレコード渋谷店5Fジャズ売り場様 日本ソフトサービスMPDインディーズ輸入旧譜 様 その他、大手通販サイトamazon さんでもお取り扱い下さってます。
2010年1月: 新たに「EH-5001」を仕入れて下さった企業さまです(2月4日までの分) (株)JEUGIA ジャスコシティ西大津店 様 (株)山野楽器 Web通販 様 (株)星光堂 中部統括名古屋物流1課 様 HMV イオン上里店 様 タワーレコード渋谷店4Fビデオ&LD売り場 様 その他、複数の業者さんでもお取り扱い下さってます。 御購入下さった皆様へはもちろん、 販売して下さっているお店と、店員さんの皆様へ深く感謝いたします。
2010年3月: おかげさまで、『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編 (EH-5001) は 多くのみなさまに御購入いただいておりまして、 本当に感謝しております m(_ _)m 以降、仕入れて下さった企業様は、当方の別のページ 『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編 (EH-5001) にてリストさせていただくことにしました。 皆様どうもありがとうございます! |
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お知らせ |
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山下達郎さんのラジオ番組『サンデー・ソングブック』 2009年9月20日放送分にて、日曜洋画劇場元エンディング曲の入ったCDの入手先として、当 ホームページ『ムード・ミュージックの楽しみ』を 紹介していただきました。どうもありがとうございます m(_ _)m
ショップ・ページにて 発売中! 日曜洋画劇場にて使われていた元エンディング・テーマ モートン・グールド楽団の「ソー・イン・ラヴ (So in Love)」等収録
『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編 (EH-5001) は、 完売しましたが、オーディオパークにて(APCD-7001)にて再発させていただいています。
『カーテン・タイム』So in Love/究極のアルバム (VMDT-229)
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2009年10月20日発売『CDジャーナル』11月号(音楽出版社)にて、 『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編 (EH-5001) を 掲載紹介していただきました。どうもありがとうございます。 しかも、「イチ押しCD」として ★(星印)をいただきました! 当CDとともに、『CDジャーナル』11月も、 ぜひ御購入の上お楽しみ願います(笑) ちなみに特集は「アニメ・ソング」です (^^/ CDジャーナルでいただいたレビューは、こちら(http://artist.cdjournal.com/d/moods-of-the-record/4109091052) |
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ここより本文 |
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『日曜洋画劇場』のエンディングに使われていた曲の件については、 過去に何度かホームページで記載したことがありました。 しかし、最近(2006年10月)決心したことがあります。 私の原稿を受け入れてくださる出版社が見つかるかどうか、まだ わかりませんけれども、この辺で、日頃思っている音楽・ レコードについての本の執筆をしてみようと思いました。 自費出版では、ロサンゼルスで活躍していた故Tak Shindo 先生に 資料提供にも御協力いただき作りました『Search for emotion』を はじめ、1999年には3種類ほど発表させてもらいました。
これらは、評論家の青木啓 先生にもご覧になっていただき、 (手前味噌ですけれど)お褒めの手紙をいただいたりもしましたが、 やはり書店に並ぶような本として、記録に残す時でも あるような気がするのです。ある程度、書き上げてから 出版社へあたってみようと思ってはおりますが、受け入れて くださる所があるかどうか、ですね(苦笑)
そこで、ちょっと書いておきたいと思う事があり、このページを 開設しました。 まずはじめに、これは情報についての「私の考え方」であることを 前置きさせていただきます。 そのテレビ朝日系『日曜洋画劇場』に使われていた、 元エンディング・テーマ「ソー・イン・ラヴ」なんですけれども、 これは私が日本語のホームページを開設してまもなく、 沢山の質問や、ダビング依頼のメールが寄せられ、 悩んだ末に、自身で聴くために作った“お気に入り曲を入れた カセット・テープ”の解説として情報を掲載したのが、 インターネットでは最初の情報です。 まだ開設間もないYahoo!Japanなど、いくつかの当時 検索サイトには、この件についての回答(情報)は、 何もない事を十分に確かめてからのことです。 「あの曲は何という題名なのか」などといった質問に関係する 記事の掲載は、当時からありましたが・・・ なぜ、情報掲載を悩んだか? 多くの方は、それを疑問に思うことでしょう。 当時の状態として、世界中に繋がっているネット世界は匿名であり、 誰が私のホームページを見ているかさえ、わからなかったのです。 そして、言うまでもないですが、通信(ホームページを観覧) できる設備させ整っていれば、誰でも見る事ができるのです。 その状態をふまえた上で、非常に気を使って扱わなくては ならない情報もあるのです。 この場合はレコード情報ですけれど、私はそれでも気をつけて いることがあります。それは、その情報を発信したことによる 複数の弊害です。 そこまで考えなければ、単なる無責任な発信者に過ぎません。 では何の弊害があるのか、ということを簡単に書きますと・・・
『日曜洋画劇場』の元エンディング・テーマに関しての質問の流れは、 まず、曲名、演奏者を尋ねる質問から始まります。 これをクリアすると次に、そのレコードなりCDのタイトルや製品番号、 つまり入手方法についての具体的な質問になります。 (図々しい人は、いきなり、これをダビングしてくれと言って来ます。 お断りをすると、中には匿名をいいことに、もの凄い怒りの文面を 返して来るような人もいました・・・) ホームページに寄せられた質問メールの数を集計したことは ありませんが、おそらく数百通は来ていたでしょう。 この状態で、ホームページにこのレコードの情報(レコード番号など) を掲載した時の弊害・・・ ご想像できませんか? みんな一斉にコピー&ペーストで検索、各中古レコード屋にも 問い合わせしたりするでしょう。中古レコード屋も商売ですから、 多くの問い合わせがあれば探すはずです。 しかし、大多数の中古レコード屋の店員には、これらのヴィンテージ・ レコードに対しての専門知識は、全くと言っていいほど、 ありませんから、何も役に立ちませんけれど、レコードタイトル、 アーティスト、レーベルにレコード番号等の一揃えの情報があれば、 容易に身動きがとれます。 何人も、同じレコードの問い合わせがあれば、当然、商売としては、 それを少しでも高く売ろうとします。 日本の中古レコード屋さんがネットで見て、その情報だけを元に 探しまわり何枚も仕入れれば、買い付け先のアメリカでも 当然価格は跳ね上がります・・・ もう上がってますけど(苦笑) 「このレコードを今のうちに買い占めて、オークションに 出したら大儲けできそうだから(レコード番号などを)教えろ」 と言って来た方達もいます。本当の話なんですよ(笑)
もとから、こつこつ探していらした方には大打撃です。 状態の良い盤の競争率は高くなるし、発見しても評価額は高くなるしで。 他にも弊害はあるのですが、わかりやすい表面的な理由は、 そのような事です。 なので、私はレコードのタイトルやレーベル、番号などの 直接的な情報を掲載するべきではないと考えていたのです。 教えたくなくて掲載しなかったのではありません。 (きちんとした文面で、礼儀正しくコンタクトのあった方々には、 こちらも情報をお教えしておりました) このような情報というのは、価値がありますから、 本当に欲している方、必要としている方へ、然るべき方法で お伝えするべきなのです。 つまり、同じ音楽愛好家同士(匿名でなく)のコミュニケーション上で、 お伝えしたり、あるいは、(情報料として)お金を出して、 ジャケット写真と供に情報を掲載した私の冊子 『Search for emotion』をお求めになってくださった方々こそ、 その方にとっても、私にとっても満足な情報提供の方法なのです。
匿名で「(この件について)教えて下さい」とだけ書いて 来る人の無礼なメールに、返信などする価値がありません。 自分の名前すら教えたくない、でも情報は欲しい、と 言って来る知らない相手に教えるのは、フェアでありません。 道に迷って困っている人に、道を教えるのではないのですから・・・ とにかく、情報には、いろいろな種類があり、この種類の件に関していえば、 扱いをよく考えてしなければ、いけないということですね。
既に当方の復刻CDにもありますように、『日曜洋画劇場』の 元エンディング・テーマには、最初、モートン・グールド楽団の レコードが放送に使われていました。後に邦楽アーティスト によるコピー演奏にすり替わっていますが、私にとって 後者は興味がありません。 当時、実際に放送に使われていたのはレコードに間違いありませんが、 LPの音とは限らないのです。 既にLPタイトル『Curtain Time』はネット上で公表されてしまい、 欧米人には日本人に高く売れるレコードとして、 オークションなどでも、しばしば高値で取引されるようになりました。 本当に欲しい方には、それでも良いでしょう。 しかし、無知な方が高値で再版盤を買わされている状況に、 複雑な思いを感じます。 アメリカで発売された『Curtain Time』というLPは、 当方の復刻CD『レコードのムード』(EH-5000) の解説書にも入手難易度の 記載がありますが、もともとは、さほど入手困難なものでは なかったのです。ただ、それは再版盤といって、 最初に発売されたものではなく、(レコード番号、曲目、 ジャケットの絵柄は同じで)数年後にあらたに作り直したものが 出回っているということです。
レコードにも、本と同じように「版」があり、 名著の初版本などは高価ですよね。 専門的な話なので簡単に書いていますが、厳密には セカンド・プレスとか、再発、復刻とも違います。 レコードをプレスする時に使う元の「版」を作り直していて、 まずそこが大きく違います。 そして、作られた時期も違うので、ラベル等も違っていますし、 ジャケットの作りも少し違います。レコードタイトル、 番号、ジャケットの絵柄は同じものを流用していますので、 素人の方には、なかなか見分けがつかないでしょう。
最初に発売された時の盤は、一番音がクリアですけれど、 まだアメリカでもLPが出始めたばかりの頃で、プレスの質も あまり良くなく、めったに市場には出て来ません。 出て来るのは、後に作られた、あまり珍しくない再版盤ばかりです。 今は、あちらこちらでレコード番号とともに公表されて しまったので、すっかり目を付けられてしまいましたが、 『Curtain Time』のLP自体は、既に書きましたように、 さほど珍しいものではありませんので、インターネットを されていない年代のオールド・コレクターの方は、 わりと『Curtain Time』を知っていると思います。 多くのコレクターも、そんなこと以前から知っているので、 わざわざインターネットに表記しないか、インターネットを しない環境であるに過ぎないのです。 たまたま私がムード・ミュージックのホームページを 開設していたことにより、情報の一部掲載、復刻盤制作へと、 みなさまにお答えする形となったに過ぎません。 インターネット上に情報が出ていないから、 みんな知らない事なのだろうという発想をされている方が いらっしゃるようですけれども、それは 間違っていることを知っていて欲しいと思います。
それから、このタイトル『Curtain Time』の他に、 モートン・グールドのこの演奏が収録されたLPは いくつか(複数)あります。 このタイトル以外のLPレコードだけでなく、別タイトルの EPレコード、シングル盤などもあるということで、 それプラス『Curtain Time』の再版盤があります。 モートン・グールドの演奏(ソー・イン・ラヴ)は、 『Curtain Time』だけではないのです。 CDでは米タイムライフのもので過去発売(現在廃盤) されたことがありますが、前半に結構ノイズが入っています。 当方の『レコードのムード』(EH-5000) では、 昔のモノラル・テレビの音に一番近く聴こえる録音特性の 状態の良いレコードを採用してみました。 ノイズは、タイムライフのよりも、ずっと少ないです。 なぜマスターにノイズが多いのかということも、 既に事情を上記ご説明したように、ここで記す必要もないでしょう。
以上、書こうと思ったことの一部分ですが、 情報についての私の考え方を知っていただければと思いました。 ネット上には、むやみやたらに情報は出しません。 情報の内容によっては、然るべき人へ、然るべき方法で お伝えするのが、本当の情報伝達であると考えるからです。 ネットは、それを導くための道具の一つに過ぎないのです・・・
追記:モートン・グールドの、その演奏が入ったレコードについて、色々と 書きましたけれど、結局は「あなたが良くて、私も良い」という 状況にしたいということなんです。その質問が多かった 『日曜洋画劇場』の元エンディング・テーマのレコードを お教えしたところで、コレクターでない方には、そのレコードを簡単に 入手することが出来ませんから、解決には至らず、 最終的には「ダビングを・・・」という結果になってしまいます。 そこで、みなさんの御要望にお応えして作らせてもらった 『レコードのムード』(EH-5000) と 『モートン・グールド・レコード・コンサート』(3巻セット)、 そして、『レコードのムード』世界の七不思議編 (EH-5001) なのです。 ※ (EH-5000) は完売しましたが、2013年2月に オーディオパークにより(APCD-7001) という番号で再発させていただいております。 著作権料はもとより、制作にも費用がかかっているんですね。 (復刻CDの考え方は当方のページ「音楽の楽しみの共有」も御覧下さい) ですから、私としては、一人でも多くの方に、お求めいただきたく 御理解を頂けますよう、よろしくお願いいたします。
追記2:新しく作らせていただきました 『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編 (EH-5001) を、 御購入下さった皆様には、対価をいただいた権利者様の方々にも代わって、 本当に心から、感謝と御礼を申し上げます m(_ _)m
作品の許諾をいただき、CDを作らせてもらったことで、 先にプレスや印刷の代金の他、使用料(権利者様へ お支払いする印税のようなもの)などの支払いもあり、 なかなか大変なことではありますけれど、 作らせていただいたCDが、何より 貴方様にとって、喜んでいただけましたならば、 あぁ良かったなぁと感じる次第です(笑) 私のCDを御購入下さった方々に、ずっと私は感謝の念を 持ち続けています・・・「どうもありがとう」って。 月日が経っても、時々は、このCDで思い出して お楽しみいただけると幸いです・・・ |
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